1973年私にとっての初めての海外旅行、18日間のヨーロッパの旅です。
実はパリで行われる“日・仏国際親善いけばな展”に参加する為の35名の団体旅行でした。
各流派の家元の推薦者が競い合ったのです。(運良く入賞しました)
その目的を果たし、2日間のロンドン滞在を後にして、オランダに到着。
アムステルダムのスキポール空港から20分のところにあるアルスメール市場に着きました。
市場全体の規模といい、花の取扱量、花々の見事な色のコンビネーション、ボリューム、
品種の多さなど何もかも素晴らしく、その時の感動は今でも忘れません。
そして、働いている人達の機敏でプロフェッショナルな動きは本当に格好よかったです。
巨大な空間を、花を満載にしたカート(台車)が行き交う。
セリが終わった花達は綺麗に整列され、まるで花のパレットのよう!
大量の花が一時間半くらいでバイヤーに届き、海外へはその日のうちに
世界に出荷するという早業です。
1912年に設立したアルスメール市場は、現在でも全世界に幸せの花を
運んでいます。
国内生産は約80%、海外生産20%。兎に角素晴らしい!!
華道家だけの団体に、“花市場見学”という企画の粋な計らいに、驚きと感謝でいっぱいでございました!。
フルール・シャンタンを設立したばかりの私にとってのアルスメールの市場は、あまりにも
刺激的で、花の世界にのめり込んでいく大きなきっかけとなりました。
キューケンホフ公園の楽しさ
ムシカリ、チューリップ、水仙等の球根達を思う存分楽しめるのはやはり、
キューケンホフ公園だろう。キューケンホフに向かう途中の車窓から、
カラフルな花のじゅうたんが連なっている。
とに角、花の国オランダは花好きにとってはたまらない!
このオランダ旅行から後、数回訪れた際に出会ったフラワーパレード。
海辺の町ノールドワイクから古都ハーレムまで一日かけて行う。
本当に楽しいパレードでした。
※30数年前、オランダより直接仕入れた“カサブランカ”。
仕入れ値が何と1本5,000円でした。(20本の仕入れ)
現在では想像できない価格だと思います。
真っ白なユリ、カサブランカを見た時はかなり衝撃でした。
次回の部屋で又会いましょう。